『えっ』一部プラの金属製、「161g」fujinon 55mm2.2

Fujinon 55mm F2.2

一部プラの金属製・・・

数日前「fujinon 55mm2.2」を入手した。
いい玉がほとんどない状態でイモネジ部にヒビが確認できる個体を見つけた。
ヒビは画像を拡大してもその1ヶ所だけ確認できる。
イモネジ部にヒビがあると言うことは「総金属製」ではないということ。
いい個体が少ないのでヒビ割れが少ない個体として入手した。

そのレンズが本日届いたので状態を確かめていて驚いた。

ヒビがなく美しいです

この角度もヒビがありません

ぐるっと一周、ひびが確認できません

「油滲み」がありません

リングゴムをめくると「ひび割れ」があるほぼ全ての筐体に「油染み」が確認できました。
めくってみると油染みがありません。
それどころか僕の「総金属製」では接着剤のようなものが線状に一周していましたが、その接着剤のようものもありません。

イモネジ部1ヶ所にひび割れ

前玉・後玉にカビがありましたので、全玉分解清掃しました。
カビ痕(コーティング浸食跡)として残りました(このレンズは必ず残ります)が、このレンズではとてもいい方です。

外側の清掃し、数字文字も更に鮮明に美しくなりました。
金属製銅鏡ですから美しいですね。
光具合が違います。
プラはビカビカ光りますが、金属製は鈍い光で高級級感があります。

 リングの裏に鋭利な金属を当て、キズを確かめた

鋭利なものをリング裏に当て、引っ掻いてみました。
プラはすぐにキズがつきますが、そのキズがつきません。
当てた瞬間でも金属製とわかります。叩くと金属の鈍い音がします。

数字文字・指標、全て刻印です。

組み立て直し、量ると「161g」・・・微妙に軽い

fujinon 55mm2.2はいろいろ面白い

僕が持っている「総金属製」と今回の「一部プラの金属製」のスロット番号は大変離れています。
最初の番号が2つ違います。
ますます謎が深まります。
今回のレンズ、わざわざイモネジ部だけプラスチックに交換するようなことは考えられるでしょうか?

イモネジがある指標リング環と絞りリング環がプラスチック

鋭利なもので確認しました。
総金属製は全て金属(ネーム環はプラ)ですが今回のレンズは、指標リングと絞りリングがプラスチックでした。
この差が「4g」の差になっているのでしょうね。
面白いですね、このfujinon 55mm2.2

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