価格.comレビュー記事、「EOS R6」8ヶ月後の感想!

Canon EOS R6

8ヶ月後の感想、「白の世界」階調の豊かさはやはり最上級!

画像は全てjpeg生、Mサイズ、ピクチャースタイル ニュートラル、撮影した花は「白花クルクマ」
2021年7月に購入し約8ヶ月、「EOS R6」を周に3回室内での撮影用に決め持ち出していました。その感想です。
また、その間に「EOS R」の中古二台体制をつくりました。

【デザイン】
直線的で無骨にSony αシリーズに対して丸みを帯びたR6のデザイン。どちらにも個性があり好感が持てます。
以前Nikon Z6も所有していましたがペンタ部が立ちすぎたデザインが嫌でしたがR6は高さが押さえられ見た目がすっきりしています。
しかし、外装は高級感がありません。
SONY αシリーズは金属の固まり感がレンズからもボディーからも持つ指に伝わりましたがそのような高級感がなくプラスチッキーな感じで、EOS Rに比べて分厚くぼてっとした感じです。
グリップのゴムラバーがEOS RP、R、R6いずれも薄っぺらくキズがつきやすいのではと心配していましたがR・R6共に無傷です。

【画質】
僕が使用してきたフルサイズミラーレス(Sony RX1R,α7、α7SⅡ、α9、α7Ⅲ、α7C、Nikon Z6)ではやはり最上級でした。
画質に余裕があるというか、懐が深くそして広く感じます。
α9とα7SⅡの尖った2機種を主に使用していましたが、その2機種を足して更にプラスアルファーした感じに思えています。
白い花の画像を参考として載せていますが、「白が美しい」です。
白ってこんなに美しい色だったのかと気づかせてくれます。
「真っ白の世界」を写せるカメラと思いました。
「真っ白」を写すためには白のグラデーション(階調)が豊かでないと白が見えません。
参考資料の白花の表面の一粒一粒の組織、そして何より美しい豊かな階調、真っ白からなだらかに崩れることなく暗部へ向かって行くグラデーションは白を真っ白に見せてくれます。
美しすぎます。
ここにEOS R6の懐の深さと広さを感じるのです。
α7SⅡは1200万画素です。R6は2000万画素です。
アマチュアの僕には十分過ぎる画素で、ちょうどいい落としどころの画素数に思えます。
2000万画素だから「白と真っ白の世界」を表現する懐の深さと広さがあるのだと思います。8ヶ月後も「白の世界は最上級」。

【操作性】
左側の電源とmenuボタンが使いづらい。
NikonもSonyもシャッターボタンに電源on offが付いていました。
シャッターボタンと電源スイッチが連動していないので、offにするのが面倒で切らずにそのまま使うことが多くなりました。
menuボタンも右の指で操作しながら左側のmenuボタンを押さなければならないことが度々あるのでこれも使い勝手が悪い。
モードは普段FVモードを使用するのですが、ファインダーを覗くとシャッター速度は「前ダイヤルですよ」、絞りは「背面丸ダイヤルですよ」ISOは「後ダイヤルですよ」と絵文字が教えてくれるのは慣れの問題(8ヶ月後もありがたい)とはいえ大変ありがたい。
Canonの気配り伝わり感動しました。

【バッテリー】
α9・α7Ⅲバッテリーの3分の2程度の持ちでしょうか。

【携帯性】
フルサイズミラーレスです。
カメラは堅牢性最重視の考えですから軽い方でしょう。
軽量コンパクトにすると機能その他が省かれ、堅牢性がなくなりレンズとのバランスも悪くなります。
携帯を優先するならAPSCにすべきです。

【機能性】
レンズ協調の8段手振れ補正はいいです。
1/2は無理ですが、1/4はほとんどブレを感じません。
「FVモード」が思った以上に使いやすいです。
isoをAUTOにすれば、絞り・速度・露出が思い通りに操ることができるのですからすごい進歩です。

【カスタムホワイトバランスが記憶できない】
3つの会場に毎週出かけ撮影します。
グレー紙を使いホワイトバランスを調整するのですが、Sony・OLYMPUSは共にカスタム3ヶ所に記憶できるようになっています。
一度設定すれば呼び出すだけですみますが、EOS R6は記憶できず毎回ホワイトバランスの調整が必要です。ファームアップで改善して欲しい。

【ファインダー】
Nikon Z6も見やすかったのですが、たぶん同等の見やすさではないでしょうか。
α7Ⅲ・α9・α7SⅡより格段に見やすいことは間違いありません。
マニュアル撮影ではEOS R6は拡大表示の必要がなくそのままピントを合わせることができます。
ファインダーでピント面の細部が見えます。
バリアングルで液晶画面を裏向きにできるので使用することが少ない僕は液晶画面にキズがつかずいいです。

【ホールド感】
いいと思っていましたが、ホールド感はRがだいぶ上です。
グリップが分厚くなったぶん、Rよりホールド感が劣ります。

【総評】
2000万画素が生み出すグラデーション(階調)の美しさ、懐の深さと広さが一番の魅力。
純正RFレンズを使用して初めてEOS RやR6質の高さがわかりました。逆もまた然りである。
これ以上求めるものは・・・価格を安くして欲しいこと。
カメラは堅牢性重視、レンズは軽量コンパクトで安いがいい。
1年使用後のレビューもしたいと思います。   2022-3-24

ブログにRP・R・R6関連の画像があります。
よろしければご覧ください。
 https://ameblo.jp/11pen-f/

福岡発!僕の目、鳥の目、レンズの目・・・
青penさんのブログです。最近の記事は「牛頸 3/22 「ジョビ子・シロハラ」Z7+663(画像あり)」です。

コメント・メッセージ

  1. ブログタイトルの画像、酷い画像ですね。