手強いが異次元の世界を見せてくれる!APO-LANTHAR65/2

Voigtlander macro APO-LANTHAR 65/2
α7Ⅲ APO-LANTHAR65/2

売却予定にしていた

評判の良さでEマウント用に購入した4本目のレンズだが、重い(600g越えは重い)のとボケが美しいだけで個性(Voigtlander classic40-1.4の収差が最も好き)がないので即売却予定であった。
しかし、近場の散歩写真とポートレートを撮っただけで、肝心の「Macro」を試していないとこの2~3日Macroに挑戦したみた。

結論

結論を先に言うと、NIKON Fマウントのマイクロレンズを持っていて大きく拡大される世界と思っていたのが、顕微鏡の世界になった。
虫眼鏡と顕微鏡の差をまざまざと感じる。「拡大されてすごいすごい」から「こんな所まで描写できるのか」の脅威の世界である。
このレンズでしか見れない世界があり、またけっこう手強いので手放すことはなさそうです。

α7Ⅲ APO-LANTHAR65/2
α7Ⅲ APO-LANTHAR65/2
α7Ⅲ APO-LANTHAR65/2
α7Ⅲ APO-LANTHAR65/2

質感がビンビン伝わる

どうでしょう。この茶色に錆びた金属の質感。表面のざらざら感までしっかり伝わります。
画像は全てjpeg生、カメラはSony α7Ⅲ。

重さ

レンズ自体は620gですがα7Ⅲにつけると1271g、ずしりと重くなります。
鏡胴は金属製でこの太さですからずしり重いです。
ピントリングはVoigtlander らしく滑らかですがもう少し軽くていいような気もします。
Loxia2-50のピントリングが滑らかで軽いので大変使い心地がいいです。

Macroリングの可動域が大きい・電子接点であると言うこと

マクロ域の最短0.31から1までの可動域が大変大きいです。
このレンズは電子接点つきのEマウントレンズです。
電子接点がありますのでいろいろいいこともあります。
まず、レンズ名や絞り値・シャッター速度が記録され残ること、そして次のようなことも。
ピントリングマクロ域の最短0.31から1までの可動域が大変大きいです。
ファインダー内に右側「山マーク(∞)」と左側「人マーク(Macro)」とその間をピントリングと連動して移動するバーが表示され、さらに0.3m 0.4m 0.5mと距離数も表示されるのでこのマークやバーそして距離の数値を参考にしながらピントリングをグルグルと回すことになります。
これらがないとたぶん右へ回すべきか左へ回すべきなのがわからず闇雲にグルグル回すことになりかねないでしょう。
それほど最短から1㍍までの可動域が大きいです。
逆に1mから∞までの可動域は大変短いです。
これは少々残念。Macro以外はおまけではないのですから、もう少し大きく倍ほどの可動域があった方がMacroに特化せず使用する場合は使い勝手がいいはず。
また、ファインダー内にF値が表示され、絞りリングがレンズ先端にあるためファインダーから目を離さず、直ぐにリングに手が届き絞り値を変更できます。
Eマウントレンズですからアダプターが必要ありません。
これも利点です。この重さにアダプター50gの重さが加わらずにすみます。
アダプターによっては100gを優に超えるものもあるのですから。

Macroレンズからレンズ前玉はすり鉢状の奥にあり、傷つくことはないでしょうが埃が付いたり汚れると厄介なのでフィルターをつけています。

ほとばしる水滴の撮影は超関門

このレンズのレビューブログで、「ほとばしる水滴」を見たので撮ろうと試みました。

α7Ⅲ Voigtlander cAPO-LANTHAR65/2 シャッター速度1/3200. ISO 10000 F.2.0
α7Ⅲ Voigtlander cAPO-LANTHAR65/2 シャッター速度1/3200. ISO 10000 F.2.0

大変難しいです。僕の腕では1000枚ほど撮りましたが何とか使えそうなのはほんの数枚です。
何しろピント面が見えないのですから。たぶんこのくらいかな程度でシャツターを押すしかありませんでした。
台所の明るい蛍光灯の中で撮影したのですが暗いです。1/3200の速度でこんなに暗くなるでしょうか。ISOはオートです。
まあ、これは再度挑戦ですね。

α7Ⅲ APO-LANTHAR65/2

光を取り込むレンズ

Macro以外の画像も載せました。
光を取り込むと美しいレンズと感じました。

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