オールドレンズの前後玉の状態撮影は難しい

Petri Orikkor50-2

超クセ玉のレンズである。
ペトリ Petri Orikkor50-2 栗林光学のレンズだ。
フィルムカメラ調の写りをするので大変面白いレンズだ。
昭和の性能の悪いフィルムカメラで撮った写真のようだ。
つまり、光学面の性能が悪いから階調が乏しい写りになるのであろう。

硝子面はキズがたくさんあるにも関わらず透明度の高い硝子である。
前後玉とも無数のミガキ傷とコーティングの汚れのようなものが全面にある。それでも透明度が高いからおもしろい。
前後硝子面の状態を伝えるための撮影をいくつかしてみた。

上の2枚、光学面が美しくカビ・ホコリ・チリなど何もないようである。この様な写真は多い。
ヤフオク!でもメルカリでも多くはこの様な写真だ。
しかしオールドレンズです。半世紀前後のレンズです。
正しい情報を伝えてほしいものです。

次に、上の2枚
私はよくこの撮り方をしてきましたが、あまりにも汚いです。
目で見るものより数倍、いや10倍も汚く見えます。
レンズの中央にピントを合わせていましたので、前玉・中玉・後玉の全てが写っているようです。

上の2枚、
後からLEDライトの強い光をあて、前後玉とも中央ではなく外周部の近くにピントを合わせてみました。
こうすることで前玉の状態と後玉の状態が目で見えるものに近くなりました。

この撮り方が正しく伝わると思います。

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