いいことばかりではなかった、「EOS RP」
多くのYouTubeで「EOS RP」の絶賛動画が流れます。
本当にそんなにいいのか?
「EOS R」との重量差、価格差は何だろうか。
いいことばかりだけではなかった「RP」を2度半年に渡って使用したレビュー記事です。
【Canon24-105の安い方がブツ撮りに最適】
Canonがこの夏キャンペーンを実施、24-105mm(安い方)のレンズキットもありこのレンズがマクロ撮影が得意なことも知りました。
僕は日に数百枚の「ブツ撮り」をします。
軽量なズームとMacroの組み合わせは「いけるかも」 と思わせ、レンズキットを購入。
EOS RPを買い戻し(昨年はオールドレンズの母艦に使用)ました。
予想通りEOS RPとこのズームの組み合わせは「ブツ撮り」にもってこいでした。
そして、最も驚いたのは「EOS RP」+「RFレンズ」の画質の良さでした。
明るくナチュラルな色合いは僕を誘惑します。
SonyからCanonに誘惑されるには十分でした。
まもなく僕は「EOS R6+Macro35mm」購入。
レンズ先端まで寄れるズームレンズとの組み合わせはブツ撮りで大活躍でした。
しかも軽いのです。
例えば、Lレンズの24-105mmだと重いので三脚が必要になります。
そして接写のため、Macroレンズが必要になります。
Macro35mmはありますがいちいち取り替えなくてはならなくなり面倒です。
【RPの2台体制】
昨年オールドレンズの母艦に使っていました。
最初のRPで超えられなかった1/4000のシャツター速度はNDフィルターを使用することで解決。
オールドレンズの母艦・ブツ撮りにも使える最高の組み合わせで、もう一台RPを購入し母艦用とブツ撮り用に振り分けようと2台のRP体制を考えました。
【気になるファインダーで見た画像とPCで見る画像の違い】
しかし、1つ気になることがありました。
ファインダーが良くないのかセンサーが良くないのか、できあがる画像の写りがけっこう違うのです。
明るさを微妙に調整し、ファインダーを覗き、シャツターのあとのプレビュー画面に「うまくいった」 と思った画像が、パソコンで見るとどうも違います。
「こんなはずではなかった」と・・・
気に入りません、撮り直しです。
撮り直しがけっこう増えるようになっていきました。
微妙なことなのですから少々のことには目をつぶらなくては、と思いつつ気になります。
ひどいときは半分ほどやり直しです。
【Rはどうなんだろう】
Canon最初のフルサイズミラーレス機「R」はどうなんだろうとふと思い中古を購入しました。
【RPとRの違い、440gの580g違い】
まずグリップを握った瞬間伝わる剛性と堅牢性。
これには驚きました。
R6のグリップは太くてグリップしやすいとは言いがたいし堅牢性は伝わらない。
僕がこの「R」と同じ堅牢性を感じたのはFUJIFILMの「X-H1」です。
その剛性からくる堅牢性を感じたのは驚きで「おーーー」と1人叫びました。
手ぶれ補正機能がない2台、しかし「440gと580g」と大きく異なる重さ。
この重さの意味するものには何でしょう。
【堅牢性からくるRの心地よさ】
Rは軍艦部も「マグネシウム合金」でできていて、手のひらと指先に金属のヒンヤリ感が伝わります。
どちらも防塵防滴です。
たぶん、マグネシウム合金の重さと防塵防滴を強化したリーリングの差が大きな重さの差になったのではないかと思います。
そこからくる剛性と堅牢性だと思います。
そして、ファインダーの良さ、大きく鮮明でとても見えやすいです。
マニュアルフォーカスで撮るときなども拡大表示が必要ありません。
【ファインダーの画像・プレビュー画面・PCの画像が一致】
Rを購入して3週間、毎日のように数百枚のブツ撮りをしましたが、撮り直しが極端に減りました。
つまり、ファインダーの画像とシャッターを切った画像がPCで一致するのです。
RPとR 何が違うのか、ファインダーの問題か、エンジンは一緒でもセンサーが異なるはずです。
確か、Rは5D系、RPは6D系のセンサーが使用されているはず。
まあ、まったく同じであるなら価格7~8万の差が疑問になりますが。
【フルサイズ入門機・オールドレンズの母艦としては最適】
新品で10万前後の価格はフルサイズ機の価格破壊です。
写りの良さからすると驚異の価格思います。
フルサイズの入門機としてやオールドレンズの母艦にすれば、これ以上のコスパのカメラはないでしょう。
それほど魅力あふれるカメラです。
しかし、フルサイズ機のサブ機としては危ない(時と共に不満が出る)。
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