「僕のR愛×2」、価格.comレビュー記事

EOS R

「僕のR愛×2」

【フルサイズコンデシ「Sony RX1」の魔力】

フルサイズに魅了されたのは確か2012年頃にSonyから発売されたフルサイズコンデシ「RX-1」とレンズ「Zeiss Sonnar35-2」の 組み合わせ。
それまで、コンデジの「デジタルGXⅡ」を使っていた僕には、世界が一変する美しすぎる画像でした。
「DGXⅡ」でも満足いく画像でしたが、ボケの美しさと何ともいえぬ色合いとフルサイズから来る余裕に圧倒されるばかりでした。
魔力に負けた僕は「RX1R」との2台体制をとり、半年後から「Sonyタイマーに悩まされるのです。

【9機種のフルサイズミラーレス】

以来、Z6・α7・α7SⅡ・α9・α7Ⅲ・α7C・EOS RP・EOS R6・EOS Rとフルサイズミラーレス機を渡り歩いてきました。
NikonからSonyにマウントを変えたのはレンズの少なさとAFのZeissレンズが使えるからです。「AFのZeissが使えるのはSonyユーザーの特権」。
しかし、Sonyのカメラには過去の苦い経験から「Sonyタイマー」の危うさをいつも感じての使用でした。

【αシリーズのホワイトバランスへの不満】

オールドレンズの母艦にした「α7Ⅲ」のホワイトバランスに不満を覚え、「EOS R」を試して見ました。
ボディーとオールドレンズの組み合わせで楽しんでいましたが、1/4000の壁は厚く2ヶ月ほどで手放しました。
「α7」をオールドレンズの母艦にしましたがやはりホワイトバランスの危うさは甚だしく、α9やα7SⅡも所持していましたが母艦にするには少々もったいないカメラにうつりました。

いいことばかりではなかった、「EOS RP」

【Canon24-105の安い方がブツ撮りに最適】

Canonがこの夏キャンペーンを実施、24-105mm(安い方)のレンズキットもありこのレンズがマクロ撮影が得意なことも知りました。
僕は日に数百枚の「ブツ撮り」をします。
軽量なズームとMacroの組み合わせは「いけるかも」 と思わせ、レンズキットを購入。
EOS RPを買い戻し(昨年はオールドレンズの母艦に使用)ました。
予想通りEOS RPとこのズームの組み合わせは「ブツ撮り」にもってこいでした。
そして、最も驚いたのは「EOS RP」+「RFレンズ」の画質の良さでした。
明るくナチュラルな色合いは僕を誘惑します。
SonyからCanonに誘惑されるには十分でした。
まもなく僕は「EOS R6+Macro35mm」購入。
レンズ先端まで寄れるズームレンズとの組み合わせはブツ撮りで大活躍でした。
しかも軽いのです。
例えば、Lレンズの24-105mmだと重いので三脚が必要になります。
そして接写のため、Macroレンズが必要になります。
Macro35mmはありますがいちいち取り替えなくてはならなくなります。

【RPの2台体制】

昨年オールドレンズの母艦に使っていました。
最初のRPで超えられなかった1/4000のシャツター速度はNDフィルターを使用することで解決。
オールドレンズの母艦・ブツ撮りにも使える最高の組み合わせで、もう一台RPを購入し母艦用とブツ撮り用に振り分けようと二台のRP体制を考えました。

【気になるファインダーで見た画像とPCで見る画像の違い】

しかし、1つ気になることがありました。
ファインダーが良くないのかセンサーが良くないのか、できあがる画像の撮り直しがけっこう増えるようになっていきました。
明るさを微妙に調整し、ファインダーを覗き、シャツターのあとのプレビュー画面に「うまくいった」 と思った画像が、パソコンで見るとどうも違います。
気に入りません、撮り直しです。
この様な作業がけっこうあります。
微妙なことなのですから少々のことには目をつぶらなくては、と思いつつ気になります。

【Rはどうなんだろう】

Canon最初のフルサイズミラーレス機「R」はどうなんだろうとふと思い、中古を購入しました。

【RPとRの違い、440gの580g違い】

まずグリップを握った瞬間伝わる剛性と堅牢性。
これには驚きました。R6のグリップは太くてグリップしやすいとは言いがたいし堅牢性は伝わらない。僕がこの「R」と同じ堅牢性を感じたのはFUJIFILMの「X-H1」だけです。その剛性からくる堅牢性を感じたのは驚きで「おーーー」と1人叫びました。
手ぶれ補正機能がない2台、「440gと580g」と大きく異なる重さ。
この重さの意味するものには何でしょう。

【堅牢性からくるRの心地よさ】

Rは軍艦部も「マグネシウム合金」でできていて、手のひらと指先に金属のヒンヤリ感が伝わります。
どちらも防塵防滴です。
たぶん、マグネシウム合金の重さと防塵防滴を強化したリーリングの差が大きな重さの差になったのではないかと思います。
そこからくる剛性と堅牢性だとおもいます。
そして、ファインダーの良さ、大きく鮮明でとても見えやすいです。
マニュアルフォーカスで撮るときなども拡大画面が必要ありません。

【ファインダーの画像・プレビュー画面・PCの画像が一致】

Rを購入して3週間、毎日のように数百枚のブツ撮りをし撮り直しが極端に減りました。つまり、ファインダーの画像とシャッターを切った画像がPCで一致するのです。
RPとR 何が違うのか、ファインダーの問題か、センサー(RとRPではセンサーがちがいます)の問題か 。
まあ、まったく同じであるなら価格7~8万の差が疑問になりますが。

【「R愛」への2台体制】

手ぶれ補正機能がなかろうとシングルスロットであろうと、それはカバーできる問題です。手振れはシャツター速度を速くすることや三脚を使うことで補えるし、Canonの多くのレンズには手ぶれ補正機能がついています。
またシングルスロットの問題はシングルより「SDカード」こそ信頼のおけるものを選択しています。
以前まで、まずこのSDを使っておけば間違いないだろうと「サンディスク」を使用していましたが、PCに呼び込むとき接触不良が頻繁に起きるカードがありました。
その頃YouTubeでもSDカードの堅牢性が話題になり、まもなく発売されたのがSonyの「Tough」シリーズです。
落下やひねり・抜き挿しに対する強度が確か強度18倍ではなかったでしょうか。
シングルスロットもこのカードを使用することでカバーできると考えています。

ブツ撮り用「EOS R」オールドレンズの母艦用「EOS R」、室内人物撮り「EOS R6」の体制が完成しました。

「僕のR愛×2」価格.com 9月26日レビュー記事

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