

「銀タク」Auto-Takumar55-2
1958年製、旭光学工業の「PENTAX S2」時代の標準レンズです
Super Takumar1.8/55がほしくて2台のカメラとセット物をヤフオク!で落札した。
届いたレンズは初めて見る「Takumar」でワクワク・ウキウキ・・・。
Takumarにシルバーの筐体物があったのかと驚きました。
Super Takumarより古いのでそれなりの経年によるスレや汚れがありました。
美しい「10枚羽根」
まずは、眺めまわしました。
Super Takumarより一回り小ぶりです。
しかし、造りはSuper Takumar同様しっかりしています。
絞り羽根を見て驚きました、なんと贅沢な「10枚羽根」ではありませんか。
22まで絞ると「真円」です。
美しいです。


分解清掃
幸いカビはありませんでしたが、中玉に経年によるクモリがありましたので分解清掃しました。
クモリは除去できましたが、清掃することで今まで気づかなかった「拭きキズ」が前玉に10本ほどありました。
極細の線キズですので撮影には影響ありません。
1958年製、銀のタクマー後期型
「1:2/55」表記のタイプです。
「1:2 f=55mm」表記が前期型。
何が違うのでしょうか?硝材が違うんでしょうか?
仕様
概要: 1958年 旭光学製 半自動絞り付き 標準レンズ
焦点距離: 55mm
明るさ: F2
レンズ構成: 5群6枚
絞り: 絞り開放レバー付き半自動 F2~F22
絞り羽根: 10枚
コーティング: アンバー系(だいだい色)主体 シアン・マゼンタ(赤紫色)の 単層膜コーティング
最短撮影距離: 55cm
フィルター径: φ46mm
重量: 実測 172g
Auto-Takumar 55mm F2 前期型を使ってみました。
1958年の前期型ながらも手持ちのSuper-Takumarrとよく似た写りと感じます。フレア・ゴーストも似ています。
半自動絞りの意味がわからない
「絞り開放レバー付き半自動」の意味がわかりません。
PENTAX SPなどに付けると、シャッターを切ったあとレバーを引くと「開放」になります。
この状態でシャッターを切ると開放のままで撮れます。
開放で撮るためのレバーで、このことで「半自動」と呼んでいるのでしょうか?
当時、開放にすることによほどの価値や重要性があったのでしょうか?
よくわかりませんね。



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