価格com「α7Cからα9への変更」レビュー記事

Sony α7C

α7Ⅲを経て、α7Cからα9へ変更 価格comレビュー記事

【約2ヶ月半過ぎの再々レビュー記事です】

結論【「新品α7C」から「中古α9」への変更】
昨年秋に予約注文した「α7C」から中古の「α9」に変更しました。
「α7C」のコンパクトさと写りの良さに、ベーシック機を見てみたいと半月後に「α7Ⅲ」を購入しました。

【いつも持ち出すのはα7Ⅲ】
α7Cとα7Ⅲの2台持ちとなりました。
ところがいざ撮り始めるといつも持ち出すのは「α7Ⅲ」です。
α7Cも使わないとと思いながらもやはり持ち出すのはα7Ⅲ。
レンズを付けたときの安定感というかカメラとレンズのバランスがいいのです。
右手でカメラ、左手でレンズを支える仕草のバランスがいいのがα7Ⅲなのです。
Zeissレンズのclassic40/1.4やc Sonnar1.5/50ZMなどの小型レンズは見事にα7Cはマッチします。バランスがいいです。
しかしMakro Planar T*2/50と100やBatis40/2などではレンズが大きくてミスマッチでどうもバランスが悪いのです。

【ファインダー倍率の違いに違和感】
僕はほとんどをファインダーで撮影しますが、どちらのファインダーもよく見えるのですが大きさの違いを実際以上に感じました。
そしていつも違和感を覚えていたのが「ファインダー倍率」の違いです。
レンズをその場で付け替えたとき、α7Ⅲは標準のように見え、α7Cは同じレンズでも広角のように見えるのです。その違いによる違和感は気持ちが悪い(酔うような感じ)ほどで、2台同時に持ち出したくないといつも思いました。
α7Cからα7Ⅲへ同じレンズを付け替えファインダーを覗くとAPSCにクロップされているのではないかとも疑いました。
倍率による違いとわからずその場でファンクションボタンを押して確認したりメニューを見たりして、「何もおかしくないのにな・・・」と度々。
α7Ⅲは倍率が0.78倍ですが、α7Cは面積が小さい上に倍率も0.59倍と小さいです。
α7Cはファインダーが小さく倍率も小さいので、この差がα7Cを広角のように感じα7Ⅲを標準のように感じたのだと思います。
この違いによるファインダーを覗いたときの違和感(酔うような気持ちの悪さ)がα7Cを遠ざけていったようです。

【Eマウントへ変更するきっかけにした「α7C」】
僕は動画はiPhone任せでカメラでは撮りません。
また、旅行にもあまり行きません。ましてやコロナウイルス対策で緊急事態宣言が発令されている中、旅行なんてとんでもないです。
α7Cを購入して動画は撮らない、旅行などでα7Cを持ち出すことはないので「宝の持ち腐れ」となっていました。
性能を落とさず軽くコンパクトなα7Cを衝動買いしたようなものでした。
いやいや、NIKON党で「Z6」と「Z50」を所有していた僕は、高級レンズばかり出し薄型単焦点やAPSCレンズを全く出さないNIKONに嫌気がさし、レンズ群があるSONY党に憧れマウント変更するきっかけを探していたのだと思います。

【「α7C」から「α9」に変更】
Eマウントへの変更は大正解でした。
サードパーティーも参加し多様なレンズ群の魅力にどっぷりはまってしまいました。
α7Ⅲの使い勝手の良さに感心させられました。
以前からレンズ開放を多様するときシャッター速度が追いつかず、絞ったりNDフィルターを付けたりすることが度々あり、開放で撮りたいのに「絞ったりNDなど使いたくない」と思うのであります。
NIKONZ6やそれ以前のフジT-2の時から1/8000秒以上のものがでてくれないかと思っていました。
「α9」の存在は知っていたのですが、高いこと高速連写・スポーツ専用撮影のカメラと思い込んでいました。
しかしスペックを見ると1/32000秒があるではありませんか。
α9の詳細説明にもND不要とうたってあります。「これはいい」
新品は夢物語ですからが、中古は手を伸ばせば届きそうなので今回のα7Cからα9の変更になりました。

【α7Cは旅行や鞄入れて持ち出したり、自撮り動画に特化したモデル】
α7Cの写りはα7Ⅲと素人の僕が単純に見比べると全く同じものです。
いいカメラです。
これほど軽くコンパクトに性能を落とさずできる技術は流石SONYです。
しかし、ズームレンズや500g越えのレンズを付けるとバランスがどうしても悪いです。
キットズームの2860や小型単焦点レンズを付けると、旅行に最強のカメラとなります。
また、鞄に入れての日常の持ち出しやスナップ撮りにもいいです。
バリアングルを活かして自撮りも似合います。動画撮影向けに振ったカメラなのですから「動画」を楽しむべきカメラのように思えます。

α7Cはリアルタイムトラッキングもついているのですよ。素晴らしいです。
アップした画像はリアルタイムトラッキング練習中のものです。
奥から手前へ全速力で来る愛犬撮影はとてもむずかしかったです。
できのいい写真ではありません。ご容赦を。
今度はα9でリアルタイムトラッキングの練習をします。

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