1月7日(木)から続いた雪がようやく降り止み、多くがとけたなかリコー リケノンのレンズを持ち出して試し撮りをしてみた。
この画像、美しすぎませんか・・・
α7C+RICOH XR RIKENON 50mm F2L で試し撮りをしたものであるが、この写真をみて驚いた。
いい色合いとぼけ具合。
富岡光学の和製ズミクロンとは
RICOH XR RIKENON 50mm F2と検索すれば必ず出てくるキーワードが、「和製ズミクロン」です。
「ズミクロン」とはライカの代表的なレンズのことで、圧倒的な性能と解像度の高さから有名で人気の銘玉レンズです。
XR RIKENON 50mm F2はこのレンズに匹敵する描写力を持つといわれることから、「和製ズミクロン」と称されています。
リケノン50mm F2.0 には5世代ある。
第1世代、最短が0.45mで金属製を「和製ズミクロン」という人。
第1世代・第2世代の富岡光学製を「和製ズミクロン」という人。
「富岡光学」こそが金属製・最短0.45よりこだわるところだと私は思う。
富岡光学レンズを集める人は多い。
ヤシカ、京セラのコンタックス カール・ツァイスレンズ(標準レンズの帝王
CONTAX Planar 50/1.4T*)を製造していたことで有名だ。
1世代.XR RIKENON 50㎜ F2 1975年~
2世代.XR RIKENON 50㎜ F2 Ⅼ1980年~
3世代.XR RIKENON 50㎜ F2S 1981年~
4世代.RIKENON 50㎜ F2 1982年~
5世代.XR RIKENON 50㎜ F2 P 1984年~
1は金属製で最短距離が0.45mでその他は0.6mと長い
2からはプラスティック製
1と2は富岡光学製で3~5は日東光学製。
3から5は綺麗なゴーストが出る
全世代、単層コーティング。
第1世代 持病のコーティング劣化とバルサム切れによる白濁
第1世代の富岡光学前期型は多くの個体に持病と言えるコーティング劣化とバルサム切れによる白濁が見られる。 どうも違う。
2021年6月に3個の第1世代を購入、どれも光学面では文句のつけようないものであった。
経年から来るチリや薄クモリ程度であった。
コーティング劣化やバルサム切れなど微塵も感じることができなかった。2021.6.17
この2つは撮影に影響し、治すことも不可能である。
バルサム切れによる白濁はCONTAX Planar 50/1.4T* MMJの時、経験しファインダーを覗くと違和感があり撮影が楽しくなかった。
MMJのものはAEJに変更した。
今は良くとも経年によるものであるからいつ発症してもおかしくない。
手にしたのは第2世代のL型
実は以前この第2世代は手にしたことがある。
第2世代が富岡光学製とは知らず、プラスチックの鏡胴に安物だと、たいした試写もせず手放していた。
今回第2世代が富岡光学製とわかり、安い方の第2世代を試そうと思いヤフオク!で落札した。
レンズは前玉にカビがあったので分解清掃し除去した。
この写真も美しい。
室内で撮った
室内を撮ったが色合いの良さを感じる。素直というか抜けがいいというか、美しいと思う。
「大根キムチ」を撮ったが、ピント面・前ボケ・後ろボケに引き込まれる
たしかに最短0.6は残念、第1世代の0.45で撮ってみたい。
近場で試し撮り
うーん、美しい・・・
やはり最後のこの画像は圧巻です
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